ヴォルカニック・ワイン・アワード | 25周年記念イベント | The Jancis Robinson Story (ポッドキャスト)

ゲイゴ、栄誉あるダブル受賞

2014年9月25日 木曜日 • 2 分で読めます
Image

ペンフォールドのチーフ・ワインメーカーであるピーター・ゲイゴ(Peter Gago)は先日、史上初のダブル受賞に輝いた。彼は7名の最終候補者の中から2014年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、さらにオーストラリアの名門ワイン雑誌、グルメ・トラベラー・ワインが毎年選出するレン・エヴァンス・リーダーシップ・アワードも受賞したのだ。

審査員はまた、グウィン・オルセン(Gwyn Olsen)に若手ワインメーカー賞を授与し、最近のハンター・ヴァレーのブライヤー・リッジ(Briar Ridge)での功績をたたえた。また、2014年のブドウ栽培家貢献賞(Perpetual Viticulturist of the Year Award)はヴィクトリアのチャルマーズ・ファミリー(Chalmers family)が獲得した(「11年の忍耐~オーストラリアへのブドウ品種輸入」に対する彼らの取り組みを読むことができる)。

ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーの最終選考に残ったのは他にもアルファベット順に、アンゴーヴ(Angove)のトニー・イングル(Tony Ingle)、ジュニパー・エステート(Juniper Estate)のマーク・メッセンジャー(Mark Messenger)、カスターニャ(Castagna)のジュリアン・カスターニャ(Julian Castagna)、コールドストリーム・ヒルズ(Coldstream Hills)のアンドリュー・フレミング(Andrew Fleming)とグレッグ・ジャラット(Greg Jarratt)、ウリソーン(Ulithorne)のローズ・ケンティッシュ(Rose Kentish)、ロス・ヒル(Ross Hill)のフィル・カーニーとロシェル・カーニー(Phil and Rochelle Kerney)、イーデン・ロード(Eden Road)のニック・スペンサー(Nick Spencer)だった。

「オーストラリアで最も偉大なワインブランドの番人であり、世界を股にかけるカリスマ・アンバサダーでもあるペンフォールドのチーフ・ワインメーカー、ピーター・ゲイゴは、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーとレン・エヴァンス・リーダーシップ・アワードの17年に及ぶ歴史上、両者を同時に授与された初めての人物となりました。」グルメ・トラベラー・ワイン編集長であるジュディ・サリス(Judy Sarris)はシドニーのブラック・バイ・エザード(Black by Ezard)でのディナーでこう述べ、続いてレン・エヴァンスの娘であるサリーが後者の賞を授与した。

審査委員長のピーター・フォレスタル(Peter Forrestal)は加えて「審査員は勝者を誰にすべきか、次第に感覚的に理解し始めたのです。ピーター・ゲイゴがインスピレーションにあふれたワインメーカーであることでだけでなく、彼のフライング・ブランド・アンバサダーとしての世界中でのたゆまぬ努力(「パフォーマーとしてのワインメーカー」参照)が彼のペンフォールドにとっての役割を変え、我々の中にあるワインメーカーが発揮すべきリーダーシップの概念までも変えたのですから。彼はワインメーカーとして稀有な才能の持ち主で、鋭く正確な舌、人を巻き込むリーダーシップ、明確な歴史認識を併せ持つことで、ペンフォールドの伝説を現代のワイン作りにうまく利用することができたのです。」とコメントした。審査員であるラングトンズのアンドリュー・カイヤード(Andrew Caillard)は以下のように総括した。「ゲイゴの天性のおおらかな性格と剃刀のように切れ味の鋭い知性、そして異常なまでの知的好奇心は多岐にわたる全ての役割を果たすためにうってつけなのです。彼はあらゆる階級に友人知人が沢山います。王女、ロックスター、政治家、会計士、バスの運転手。彼にとっては皆、本質的に同じ価値がある存在なのです。彼はワインの真価は富や名声によって認められるものではなく、ワインそのものの性質とそれがもたらす意味合いによって決まるものだと知っているのです。」最新のペンフォールドの私のテイスティングコメントは10月1日にリリースされ次第公開する予定である。

若手ワインメーカーのグウィン・オルセンは「その土地の性格を強く示すセミヨンとシラーズの表現に尽力した」一方で「最新の現代ワインメーキングに携わる人々の魅力を発信する」人物であると評された。彼女はこの若手ワインメーカー賞の14番目の受賞者であるが、パーペチュアル(Perpetual)がスポンサーとなっているブドウ栽培家賞が授与されたのは今回を含めてたった2回である。チャルマーズ・ファミリーはほぼ独力でオーストラリアの気候に適合するイタリア土着品種の導入・栽培を試みてきた。「チャルマーズ・ファミリーは温暖な気候におけるブドウ栽培、代替ブドウ品種の導入、オーストラリアワインの多様性、そして彼らの仲間であるブドウ栽培者に対し多大な貢献をしてきた。そして彼らがたった5人の、まさに家族経営であるという事実はこのことに更に深い意味を与えるだろう。」とは審査員であるヒュオン・フック(Huon Hooke)の弁である。この賞はチャルマーズ家のブルース(Bruce)とジェニ(Jenni)、彼らの娘であるテニル(Tennille)とキム(Kim)、キムの夫で少量の試験ワイン作りを担当しているバート・ヴァン・オルフェン(Bart van Olphen)に授与された。

グルメ・トラベラー・ワインによる2014年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーの審査は以下に記す同誌の寄稿者一団によって実施された:ヒュオン・フック、アンドリュー・カイヤードMW、ニック・ブレイド(Nick Bulleid)MW、ピーター・ボーン(Peter Bourne)、ソフィ・オットン(Sophie Otton)、マイク・ベニー(Mike Bennie)、審査委員長はピーター・フォレスタル。

原文

購読プラン
スタンダード会員
$135
/year
年間購読
ワイン愛好家向け
  • 289,062件のワインレビュー および 15,892本の記事 読み放題
  • The Oxford Companion to Wine および 世界のワイン図鑑 (The World Atlas of Wine)
プレミアム会員
$249
/year
 
本格的な愛好家向け
  • 289,062件のワインレビュー および 15,892本の記事 読み放題
  • The Oxford Companion to Wine および 世界のワイン図鑑 (The World Atlas of Wine)
  • 最新のワイン・レビュー と記事に先行アクセス(一般公開の48時間前より)
プロフェッショナル
$299
/year
ワイン業界関係者(個人)向け 
  • 289,062件のワインレビュー および 15,892本の記事 読み放題
  • The Oxford Companion to Wine および 世界のワイン図鑑 (The World Atlas of Wine)
  • 最新のワイン・レビュー と記事に先行アクセス(一般公開の48時間前より)
  • 最大25件のワインレビューおよびスコアを商業利用可能(マーケティング用)
ビジネスプラン
$399
/year
法人購読
  • 289,062件のワインレビュー および 15,892本の記事 読み放題
  • The Oxford Companion to Wine および 世界のワイン図鑑 (The World Atlas of Wine)
  • 最新のワイン・レビュー と記事に先行アクセス(一般公開の48時間前より)
  • 最大250件のワインレビューおよびスコアを商業利用可能(マーケティング用)
Visa logo Mastercard logo American Express logo Logo for more payment options
で購入
ニュースレター登録

編集部から、最新のワインニュースやトレンドを毎週メールでお届けします。

プライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。

More 無料で読める記事

White wine grapes from Shutterstock
無料で読める記事 この記事はAIによる翻訳を日本語話者によって検証・編集したものです。(監修:小原陽子)...
Kim Chalmers
無料で読める記事 ビクトリア州のチャルマーズ・ワイン(Chalmers Wine)とチャルマーズ・ナーサリー(Chalmers Nursery)の キム...
J&B Burgundy tasting at the IOD in Jan 2026
無料で読める記事 ロンドンのブルゴーニュ・ウィークを経て、この特別なヴィンテージをどう評価すべきか?小さな収穫量であることは間違いない...
Australian wine tanks and grapevines
無料で読める記事 この記事はAIによる翻訳を日本語話者によって検証・編集したものです。(監修:小原陽子) 世界は不要なワインであふれ返っている...

More from JancisRobinson.com

Sam Cole-Johnson blind tasting at her table
Mission Blind Tasting ワインの試験勉強をしている人も、単にグラスからより多くを学びたい人も、新シリーズ「ミッション・ブラインド・テイスティング」で...
Vignoble Roc’h-Mer aerial view
現地詳報 クリス・ハワード(Chris Howard)によるフランス北西部の新たに復活したワイン産地の2部構成探訪記の続編。上の写真は...
The Chapelle at Saint Jacques d'Albas in France's Pays d'Oc
テイスティング記事 軽やかで繊細なプロセッコから、ボルドーのカルト・ワイン、赤のジンファンデルまで、この25本のワインには誰もが楽しめるものがある。写真上は...
Three Kings parade in Seville 6 Jan 2026
Don't quote me 1月は常にプロのワイン・テイスティングが多忙な月だ。今年ジャンシスは事前に英気を養った。 2026年は...
The Sportsman at sunset
ニックのレストラン巡り ニックはレストラン評論家に対してよく向けられる批判を否定し、かつてのお気に入りの店を再訪する。...
Otto the dog standing on a snow-covered slope in Portugal's Douro, and the Wine news in 5 logo
5分でわかるワインニュース さらに、雨の多い天候のおかげで、カリフォルニアは25年ぶりに干ばつから解放され、ドウロのブドウ畑には雪が降った。写真上のポール・シミントン...
Benoit and Emilie of Etienne Sauzet
テイスティング記事 進行中のテイスティング記事の13回目で最終回だ。このヴィンテージについての詳細は Burgundy 2024 – guide to our...
Stéphane, José and Vanessa Ferreira of Quinta do Pôpa
今週のワイン コストパフォーマンスに優れたワインで秀でている国があるとすれば、それはポルトガルに違いない。このワインもまた、その理論を裏付けるものだ。...
JancisRobinson.comニュースレター
最新のワインニュースやトレンドを毎週メールでお届けします。
JancisRobinson.comでは、ニュースレターを無料配信しています。ワインに関する最新情報をいち早くお届けします。
なお、ご登録いただいた個人情報は、ニュースレターの配信以外の目的で利用したり、第三者に提供したりすることはありません。プライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます.