The Jancis Robinson Story (ポッドキャスト) | Mission Blind Tasting | Wine writing competition

ゲイゴ、栄誉あるダブル受賞

• 2 分で読めます
Image

ペンフォールドのチーフ・ワインメーカーであるピーター・ゲイゴ(Peter Gago)は先日、史上初のダブル受賞に輝いた。彼は7名の最終候補者の中から2014年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、さらにオーストラリアの名門ワイン雑誌、グルメ・トラベラー・ワインが毎年選出するレン・エヴァンス・リーダーシップ・アワードも受賞したのだ。

審査員はまた、グウィン・オルセン(Gwyn Olsen)に若手ワインメーカー賞を授与し、最近のハンター・ヴァレーのブライヤー・リッジ(Briar Ridge)での功績をたたえた。また、2014年のブドウ栽培家貢献賞(Perpetual Viticulturist of the Year Award)はヴィクトリアのチャルマーズ・ファミリー(Chalmers family)が獲得した(「11年の忍耐~オーストラリアへのブドウ品種輸入」に対する彼らの取り組みを読むことができる)。

ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーの最終選考に残ったのは他にもアルファベット順に、アンゴーヴ(Angove)のトニー・イングル(Tony Ingle)、ジュニパー・エステート(Juniper Estate)のマーク・メッセンジャー(Mark Messenger)、カスターニャ(Castagna)のジュリアン・カスターニャ(Julian Castagna)、コールドストリーム・ヒルズ(Coldstream Hills)のアンドリュー・フレミング(Andrew Fleming)とグレッグ・ジャラット(Greg Jarratt)、ウリソーン(Ulithorne)のローズ・ケンティッシュ(Rose Kentish)、ロス・ヒル(Ross Hill)のフィル・カーニーとロシェル・カーニー(Phil and Rochelle Kerney)、イーデン・ロード(Eden Road)のニック・スペンサー(Nick Spencer)だった。

「オーストラリアで最も偉大なワインブランドの番人であり、世界を股にかけるカリスマ・アンバサダーでもあるペンフォールドのチーフ・ワインメーカー、ピーター・ゲイゴは、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーとレン・エヴァンス・リーダーシップ・アワードの17年に及ぶ歴史上、両者を同時に授与された初めての人物となりました。」グルメ・トラベラー・ワイン編集長であるジュディ・サリス(Judy Sarris)はシドニーのブラック・バイ・エザード(Black by Ezard)でのディナーでこう述べ、続いてレン・エヴァンスの娘であるサリーが後者の賞を授与した。

審査委員長のピーター・フォレスタル(Peter Forrestal)は加えて「審査員は勝者を誰にすべきか、次第に感覚的に理解し始めたのです。ピーター・ゲイゴがインスピレーションにあふれたワインメーカーであることでだけでなく、彼のフライング・ブランド・アンバサダーとしての世界中でのたゆまぬ努力(「パフォーマーとしてのワインメーカー」参照)が彼のペンフォールドにとっての役割を変え、我々の中にあるワインメーカーが発揮すべきリーダーシップの概念までも変えたのですから。彼はワインメーカーとして稀有な才能の持ち主で、鋭く正確な舌、人を巻き込むリーダーシップ、明確な歴史認識を併せ持つことで、ペンフォールドの伝説を現代のワイン作りにうまく利用することができたのです。」とコメントした。審査員であるラングトンズのアンドリュー・カイヤード(Andrew Caillard)は以下のように総括した。「ゲイゴの天性のおおらかな性格と剃刀のように切れ味の鋭い知性、そして異常なまでの知的好奇心は多岐にわたる全ての役割を果たすためにうってつけなのです。彼はあらゆる階級に友人知人が沢山います。王女、ロックスター、政治家、会計士、バスの運転手。彼にとっては皆、本質的に同じ価値がある存在なのです。彼はワインの真価は富や名声によって認められるものではなく、ワインそのものの性質とそれがもたらす意味合いによって決まるものだと知っているのです。」最新のペンフォールドの私のテイスティングコメントは10月1日にリリースされ次第公開する予定である。

若手ワインメーカーのグウィン・オルセンは「その土地の性格を強く示すセミヨンとシラーズの表現に尽力した」一方で「最新の現代ワインメーキングに携わる人々の魅力を発信する」人物であると評された。彼女はこの若手ワインメーカー賞の14番目の受賞者であるが、パーペチュアル(Perpetual)がスポンサーとなっているブドウ栽培家賞が授与されたのは今回を含めてたった2回である。チャルマーズ・ファミリーはほぼ独力でオーストラリアの気候に適合するイタリア土着品種の導入・栽培を試みてきた。「チャルマーズ・ファミリーは温暖な気候におけるブドウ栽培、代替ブドウ品種の導入、オーストラリアワインの多様性、そして彼らの仲間であるブドウ栽培者に対し多大な貢献をしてきた。そして彼らがたった5人の、まさに家族経営であるという事実はこのことに更に深い意味を与えるだろう。」とは審査員であるヒュオン・フック(Huon Hooke)の弁である。この賞はチャルマーズ家のブルース(Bruce)とジェニ(Jenni)、彼らの娘であるテニル(Tennille)とキム(Kim)、キムの夫で少量の試験ワイン作りを担当しているバート・ヴァン・オルフェン(Bart van Olphen)に授与された。

グルメ・トラベラー・ワインによる2014年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーの審査は以下に記す同誌の寄稿者一団によって実施された:ヒュオン・フック、アンドリュー・カイヤードMW、ニック・ブレイド(Nick Bulleid)MW、ピーター・ボーン(Peter Bourne)、ソフィ・オットン(Sophie Otton)、マイク・ベニー(Mike Bennie)、審査委員長はピーター・フォレスタル。

原文

購読プラン
スタンダード会員
$135
/年間
年間購読
ワイン愛好家向け
  • 297,286件のワインレビュー および 16,159本の記事 読み放題
  • The Oxford Companion to Wine および 世界のワイン図鑑 (The World Atlas of Wine)
  • askJancisへのアクセス(AIワインアシスタント)
プレミアム会員
$249
/年間
 
本格的な愛好家向け

「メンバー」プランの内容に加えて

  • 最新ワインレビューへの早期アクセス(48時間前)
  • 最新記事への早期アクセス(48時間前)
プロフェッショナル
$299
/年間
ワイン業界関係者(個人)向け 
  • 297,286件のワインレビュー および 16,159本の記事 読み放題
  • The Oxford Companion to Wine および 世界のワイン図鑑 (The World Atlas of Wine)
  • askJancisへのアクセス(AIワインアシスタント)
  • 最新のワイン・レビュー と記事に先行アクセス(一般公開の48時間前より)
  • 最大25件のワインレビューおよびスコアを商業利用可能(マーケティング用)
ビジネスプラン
$399
/年間
法人購読

「プロフェッショナル」プランの内容に加えて

  • 最大250件のワインレビューおよびスコアを商業利用可能(マーケティング用)
  • レビュー依頼用のワインを提出可能
  • 従業員向けにメンバーシップを提供し、一元的に管理可能
  • APIアクセス(※別途料金)
Visa logo Mastercard logo American Express logo Logo for more payment options
で購入
ニュースレター登録

編集部から、最新のワインニュースやトレンドを毎週メールでお届けします。

プライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。

More 無料で読める記事

Alaverdi Monastery, in Akhmeta, Kakheti
無料で読める記事 この記事はAIによる翻訳を日本語話者によって検証・編集したものです。(監修:小原陽子) ジョージアのワインは驚きを与え続けている...
Markus and Eben Sadie at Berry Bros April 2026
無料で読める記事 この記事の別バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。 パラディウスのヴァーティカル・テイスティングも参照のこと...
Sam Neill
無料で読める記事 ジャンシスが、これまで出会った中で最も魅力的なワイン生産者を偲ぶ。写真上は、自身のトゥー・パドックスのブドウ畑にいるニール。...
A glass of Sauvignon Blanc at an airport bar
無料で読める記事 第一次審査を終え、今年のライティング・コンペティションの優秀作品の掲載を開始できることを嬉しく思う。選ばれた作品はすべて編集なしで掲載され...

More from JancisRobinson.com

The Crest Vineyard, terroir of Moutou
今週のワイン ドメーヌ・ラファージュのムトゥ(Moutou)はコート・カタラン(Côtes Catalanes)産で、美味しいだけでなく...
Dugladze amber Rkatsiteli, walnuts and shoti, bread cooked on the inside of an oven
テイスティング記事 この記事はAIによる翻訳を日本語話者によって検証・編集したものです。(監修:小原陽子) ジャンシスがこの個性的なワインに飛び込む...
Penfolds Magill Estate chimney and vines
テイスティング記事 ペンフォールズの世界では大柄な赤ワインが依然として主流だが、変化の兆しが見えている。写真上はペンフォールズのマギル・エステート。...
Boscareto vineyard in the snow
テイスティング記事 このアクセスしやすいヴィンテージに関するウォルターのレポートの後編。今回は、カスティリオーネ・ファッレット、モンフォルテ・ダルバ...
Barale estate and vineyards
テイスティング記事 困難なヴィンテージに関する最終報告。驚くほどフレッシュでアクセスしやすいワインに仕上がっている。本日は、複数の村のワインと、ケラスコ...
Valle de Guadalupe vineyards
現地詳報 メキシコのワイン産業は気候変動への対処法について教訓を与えてくれる、とメキシコを拠点とするジャーナリスト兼ソムリエのカルロス・ボルボア...
Richard Hemming and Hiromi Ohno outside Sushi Oono
Vinomakase リチャードの新連載「Vinomakase」では、専門家たちがワインと日本料理をどのようにマッチングさせているかを探る。第1回は...
Hops hang from the ceiling at Dylan's at The Kings Arms in St Albans
Bite-sized セント・オールバンズの大聖堂地区にある15世紀のパブで、最新の料理を堪能できる。 フロント・バーは今も安心できるほどパブらしさを保っている...
JancisRobinson.comニュースレター
最新のワインニュースやトレンドを毎週メールでお届けします。
JancisRobinson.comでは、ニュースレターを無料配信しています。ワインに関する最新情報をいち早くお届けします。
なお、ご登録いただいた個人情報は、ニュースレターの配信以外の目的で利用したり、第三者に提供したりすることはありません。プライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます.