ヴォルカニック・ワイン・アワード | The Jancis Robinson Story (ポッドキャスト) | Mission Blind Tasting

色とりどりのギリシャ

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Paros Farming Community members

この記事はAIによる翻訳を日本語話者によって検証・編集したものです。(監修:小原陽子)

アシルティコはギリシャ・ワインの物語のすべてではない。この記事のショート・バージョンはフィナンシャル・タイムズにも掲載されている。関連するテイスティング・ノートについてはギリシャの初夏リリース – 赤とロゼを参照のこと。上の写真は、パロス・ファーミング・コミュニティのメンバーたちが、ブドウをトラックの荷台に放り込むのではなく、丁寧に扱っていることをアピールしている様子。

数週間前、ロンドンで2つの大規模なプロ向けワイン・テイスティングが開催された。ひとつはギリシャ・ワインの一般的なテイスティング、もうひとつは2人のマスター・オブ・ワインが選んだニュージーランドワインのテイスティングだ。

注目すべきは、ロゼワインが果たした役割の顕著な対比だった。ロゼは最近、非常に重視されるようになったカテゴリーだ(ウィスパリング・エンジェル(訳注:ロゼワインの銘柄)に感謝)。なにしろ近年販売されているワイン全体の約10%はロゼワインだ(フランスではその割合は30%を超えるが、これは同国での赤ワイン消費の減少によるものでもある)。一方、2000年にロゼワインがワイン全体に占める比率はわずか7%だった。

人気ポッドキャスト「ワイン・ブラスト(Wine Blast)」のスージー・バリー(Susie Barrie)とピーター・リチャーズ(Peter Richards)が紹介した112本の「ニュージーランド・ワイン・オブ・ザ・イヤー」のうち、33本は赤ワインだった一方、ロゼワインはわずか1本で、それも明らかに商業的で、かなり物足りなさを感じるものだった。ニュージーランドのテイスティングでイギリスのインポータに訊くと、南半球では収穫時期が2月から3月なので、ワインは9月頃にならないと入手できない。つまり世界の主要なワイン輸入国がある北半球の小売業者は、この時期にロゼワインをラインナップに加えても時期外れになると判断しているからだと説明してくれた。

もう1つのテイスティングでは、紹介されていた183本のギリシャ・ワインのうち22本がロゼワインだった。マスター・オブ・ワインでロゼワイン専門家のエリザベス・ガベイは、その古典的著書『ロゼ』の序文で、本格的なロゼワインと「商業的に成功した、淡いピンク色で飲みやすいだけの」大多数のワインについて明確な定義づけを行っている。ギリシャの場合はそのほぼすべてが、アペリティフとして飲むこともできるが、ほうれん草とフェタチーズのスパナコピタやブドウの葉で包んだ料理に限らず、料理と合わせてこそ真価を発揮できそうなワインだった。

私のお気に入りのギリシャ・ロゼのほとんどは、ネッビオーロに似たクシノマヴロ主体で、2025ヴィンテージという若いものだ。それらはすべて(多くの商業的なフランスのロゼと違い)来年の夏でも十分力強さを保っていられるような味わいだ。また、ケクリス(Kechris)の2024主体の非常に個性的かつ本格的なロゼのレツィーナや、サントリーニのヴェネツァノス(Venetsanos)の2023ロゼも、まだまだ十分な生命力を残していると感じた。

新世代の生産者が積み重ねた研修や専門知識の劇的な向上に端を発し、豊かな固有品種というギリシャの財産に後押しされたギリシャのワイン革命を知らない人々は、ギリシャを赤ワインの国と捉えがちだ。しかし、ジュリアが「ギリシャの初夏リリース – 白、スパークリング、甘口」で報告したように、黒ブドウはギリシャで栽培されるワイン用ブドウのわずか3分の1だ。そう、白ワインの方が優勢なのだ。

私は長年にわたりアシルティコなどの白ブドウ品種に対する賞賛を(うんざりするほど?)多く書いてきたので、最近のテイスティングではあえてロゼと赤ワインに焦点を当てることにしているのだが、今回は多くのフレッシュさと多様性に出合うこととなり、嬉しくなった。同僚でギリシャ・ワインのファンでもあるジュリア・ハーディングがすでにテイスティングしていたこともあり、アルファ・エステイトとルヴァリス(Rouvalis)のワインはテイスティングしなかったが、他の30以上の生産者が出展していたワインはすべてテイスティングし、15本の素晴らしく興味深い赤ワインに出合った。その多くはアルコール度数が比較的控えめだったので、おそらくギリシャ・ワインに馴染みのない人は驚くだろう。

どうやら、このようなテイスティングの主催者はかつて国際品種を禁止しようとしていたらしい。だが、ギリシャ・ワイン連盟のソフィア・ペルペラ(Sofia Perpera)によると、現在では「非ギリシャ品種を使わないようワイナリーを説得する必要はもうありません。彼ら自身が輸出市場では固有品種に焦点を当てなければならないことを知っていますから。私たちにとって強力な武器だからです。カベルネは世界中どの産地でも造られていますし、価格も(ギリシャでの生産量が非常に少ないこともあり、)おそらく海外のものの方が安いでしょうから」とのことだった。ギリシャのワイン生産量はヨーロッパのわずか2%、世界全体では1%を大きく下回る。ほとんどの生産者は小さな家族経営だが、本土から多数の島々に至るまで非常に多様な地勢に根差しており、その多くが独自のブドウ品種を誇る。ギリシャの多くの地域が4月まで雪に覆われていることを国外の人々はおそらく知らないだろう。

私のお気に入りの赤ワインのうち、島で造られたものはわずか2本だったが、どちらもエキゾチックで個性的なブドウ品種のものだ。パロス・ファーミング・コミュニティ(素敵な名前ではないか)のセイラディ(Seiradi2025マンディラリア(Mandilaria)は、アルコール度数はわずか12.4%。その力強い酸とタンニンがもう少し落ち着けばよいものになるはずだ。その2024ヴィンテージは、どんな温度で飲んでも楽しめる夏向きの赤ワインだ。マンディラリアのもたらすフレッシュさと骨格は、イダイア(Idaia)が造った2024年の柔らかな地元品種コチファリ(Kotsifali)とのクレタ島産ブレンドにも表れていた。

アギオルギティコはギリシャで最も栽培面積の広い赤ワイン用ブドウで、私が気に入ったペロポネソス半島の赤ワイン6本のうち5本がこの汎用性の高い品種をベースにしていたのも不思議ではない。ただし、セメリ・エステイトのオレイノス・ヘリオス・レッド(Oreinos Helios Red2023にはシラーが、ノヴス・ワイナリー(Novus Winery)のアルティテュード・レッド(Altitude Red2024には、シラーとメルローがブレンドされていた。より若く野心的なのは、アギオルギティコのみで造られたノヴス(Novus)のクルトゥーラ(Cultura2022ネメアだ。

パリヴー・エステート(Palivou Estate)が出展した2023ネメアのワインはどちらも印象的だった。ただし2本ともアルコール度数が15%と、今回のテイスティングで最も高かった。自分が高く評価した理由がその点に由来していないことを願いたい。そのレギュラー・バージョンはフレンチオークの新樽で8ヶ月熟成、ブドウは標高150mの場所で栽培されているのに対し、より洗練されたアンモス・テラ・レオナ・リザーブ(Ammos Terra Leona Reserve)は標高300400mのブドウで造られており、フレンチオークの新樽で16ヶ月、その後ギリシャにインスパイアされ、世界のワイン業界全体でますます人気が高まっている「アンフォラ」で8ヶ月熟成している。アントノプロス(Antonopoulos)が造るアカイア産のドライだがベルベットのようなモルフェアス(Morfeas2022は、通常は甘口でアルコール度数の高いスタイルに使われるマヴロダフネをベースにしたものだ。

おそらく驚くことではないだろうが、私がお気に入りとした北ギリシャの赤ワインのほとんどは、私の大好きな品種でもあるクシノマヴロをベースにしたもので、そのうち3本はこのブドウの故郷ナウサのものだった。ニコ・ラザリディ(Nico Lazaridi)のリオン・ドール(Lion d’Or2023は最も複雑なクシノマヴロというわけではないが、この品種への優れた入門編として理想的だ。フンディ・エステート(Foundi Estate)は、テイスティング全体で最も優れたワインのうち2本(そして見事なロゼ)を生産している:美しくエネルギッシュな2021フンディ・エステートと、より本格的な2019ナウセア(Naoussea)で、今回最も古いワインだった。ケクリスの2021クシノマヴロはまだ飲み頃には程遠いが、近いうちにザ・ジョリー・ワイン・マーチャンツ(The Jolly Wine Merchants)がイギリスに輸入するという。

オリンポス山の斜面にある産地ラプサニ(Rapsani)では、クシノマヴロと地元品種であるクラサト(Krassato)とスタヴロト(Stavroto)のブレンドが造られる。ノエマ(Noema)の2024は透明感があり爽やかで、セイボリーなフィニッシュを備えていた。20年前のギリシャの赤ワインを記憶している人には全く想定外のスタイルだろう。

このクシノマヴロ一色に見える流れの例外は、ドラマにあるワイン・アート・エステート(Wine Art Estate)のアナフォラ(Anafora2021で、復活したリムニオナ(Limniona)をベースにしており、これも注目に値する典型的なギリシャ品種だ。

価格設定は比較的手ごろなものの、出展されたワインのうち英国で現在入手可能なものは残念ながら非常に少ない。英国はギリシャにとってドイツ、米国(ドイツよりもはるかに洗練されたワインを輸入している)、カナダ、キプロスに次ぐ5番目の輸出市場に過ぎない。一方でスウェーデンとノルウェーではギリシャ・ワインの人気が非常に高まったため、ロンドンの一般テイスティングの直後にはストックホルムとオスロでもテイスティングが開催された。

※訳注:以下の固有名詞についてはAIによるもので、日本市場におけるカタカナ表記との一貫性は確認しておりません。

ロゼ

ノヴス、アルティテュード・アギオルギティコ・ブレンド・ロゼ 2025 PGIペロポネソス 12.9%
2022年は£15.70 フィールド&フォーセット

キリ・ヤーニ、ロゼ・クシノマヴロ 2025 PGIマケドニア 13.5%
£16.99 フィンチリー・ワイン、£17.49 ケンブリッジ・ワイン・マーチャンツ

ブタリ、ディアントス・ロゼ・クシノマヴロ 2025 PGIイマティア 12.8%
2024年は£24.93 エピノイア

テオペトラ・エステート、ロゼ・クシノマヴロ 2025 PGIメテオラ 12%
2024年は£32.39 グレート・ワインズ・ダイレクト

赤ワイン

ノヴス・ワイナリー、アルティテュード・アギオルギティコ・ブレンド 2024 PGIペロポネソス 13.3%
2022年は£17.50 シュライン・トゥ・ザ・ヴァイン

パロス・ファーミング・コミュニティ、セイラディ・マンディラリア 2025 PGIキクラデス 12.4%
2024年は£18 ウッドウィンターズ

セメリ・エステート、オレイノス・ヘリオス・アギオルギティコ・ブレンド 2023 PGIペロポネソス 13.5%
£21.15 エピノイア

パリヴー・エステート アギオルギティコ 2023 ネメア 15%
£23.43 エピノイア

パリヴー・エステート、アンモス・テラ・レオーネ アギオルギティコ 2023 ネメア 15%
2022年は£24.99 ジェームズ・ニコルソン、£28 ハイベリー・ヴィントナーズ、£29.98 エピノイア

フンディ、ナウセア・クシノマヴロ 2019 ナウサ 13%
£29.30 クラーク・フォイスター

フンディ、エステート・クシノマヴロ 2021 ナウサ 13.5%
£37.84 クラーク・フォイスター

テイスティング・ノート、スコア、おすすめの飲み頃についてはテイスティング・ノート・データベースを参照のこと。各国の取扱店についてはWine-Searcher.comを参照のこと。

基本の復習

ギリシャの赤ワイン用ブドウ

栽培面積の多い順に、主要品種は以下の通りだ。アギオルギティコ(「聖ゲオルギオス」の意)はアテネに最も近いペロポネソス半島のワイン産地ネメアの代表品種で、幅広いスタイルのワインを生み出す。リアティコはクレタ島の主要品種で、非常に親しみやすく、比較的柔らかで軽やかなルビー色のワインとなる。はるかにタンニンが強いが、同様に色調が淡く、熟成とともに錆色になる傾向があるクシノマヴロは、ギリシャ中北部のナウサの特徴的品種で、赤ワインだけでなく素晴らしいロゼも造ることができる。マヴルディと呼ばれるギリシャ品種は数多くあり、その一部はブルガリアのマヴルドと同一の可能性があると言われる。コチファリもクレタ島品種で、非常に力強く柔らかなワインを造るため、しばしばより軽やかでタンニンの強いマンディラリアとブレンドされる。ロメイコはクレタ島に縁のあるもうひとつの品種で、特に島の西部で広く栽培される。1つの房に緑、ピンク、黒の実が生るという珍しい特性を持つブドウだ。公式な統計によれば、2024年までに栽培面積が1,000ヘクタールを超えたのがフォキャノだ。

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