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北上するワイン、北海道へ

2017年7月11日 火曜日 • 1 分で読めます
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アジアのワイン、特に日本のそれに強い関心を寄せるオーストラリア人、デニス・ギャスティンによる寄稿だ。

先週私は北海道にいた。北海道ワインアカデミーの企画した基調講演に招かれ、アジアのワイン産業の概要とその中での日本の位置づけに関するセミナーを行うためだ(下の写真はその1コマで、明らかに日本人ではない、あごひげを生やした男がデニスだ~ジャンシス談)。この訪問は、中国西部と同様の極寒冷な気候という厳しい環境下で、この産業が成し遂げた目覚ましい進歩に関する私自身の情報更新の機会としても絶好のものだった。私の前回の訪問は2013年だ。

2000年、北海道、日本の最北にある大きな島にはわずか8軒しかワイナリーが存在しなかったが、今やその数は33だ。現在北海道最大の生産者、北海道ワインは日本最大の生産者となった。他の日本の地域と対照的に、そこでは大規模なブドウ栽培がおこなわれ、自ら管理する自社畑は約150ヘクタール、それに加えて約40軒の契約農家を抱える。一方本州では大規模な畑でもおよそ10ヘクタール程度だ。

元々ヴィティス・ラブルスカと固有品種(ヤマブドウ)や交配種に主眼を置いて運営されていたこの産業は大きな進歩を遂げていた。今ではケルナー、ピノ・ブラン、ミュラー・トゥルガウ、ツヴァイゲルト、レンベルガー、セイベルなど栽培面積の大きな品種に加え、耐寒性の高いレゲントロンドなどの品種も増えており、驚くほど良い成果を上げている。(下の写真は北海道の冬のドラマチックな景色だ)

参考までに、北海道ワインはアジア・ワイン生産者組合(Asian Wine Producers Association;AWPA)にも参加している。日本からは3番目のメンバーで、他のメンバーはシャトー・メルシャンと都農ワイン(九州にある亜熱帯の宮崎にある)だ。AWPAには韓国からも最近初めての参加があった。これでメンバーはアジア7ヶ国からとなった。

原文

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